救命病棟24時第3シリーズのあらすじ＆感想ネタバレまとめ！大震災医療ドラマ | VOD動画配信サービス比較

災害医療問題をテーマにした救命病棟24時第3シリーズ
阪神・淡路大震災10周年の2005年1月に放送されました。

病気やケガの治療はもちろん、家族の絆や仕事に対する熱い想いなどを描いた感動ドラマです。

救命病棟24時第3シリーズはFODプレミアムで観ることができます。

救命病棟24時第3シリーズの基本情報

2005年放送

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救命病棟24時第3シリーズ：あらすじ

第1話「人が人を救うという事」
進藤一生（江口洋介）は、国際人道支援医師団に参加していましたが、同僚医師・山室剛が亡くなったために、遺品を持って日本に一時帰国していました。

その頃、彼の指導を受けて一人前になった小島楓（松嶋菜々子）は、東都中央病院の救命センターで働いています。しかし、恋人の加賀裕樹（石黒賢）にプロポーズされ、救命医を辞めて一緒にシアトルに行くかどうか迷っていました

。医局長の黒木春正（香川照之）に相談して一時はプロポーズを受けようかと思った楓ですが、あるシンポジウムで進藤を見かけて再会。
日本を出る前に楓の病院によって話を聞くと約束した進藤。
しかし、その後大地震が起こってしまいます。

第2話「ひとりでも多くの命を！」
タクシーで移動中に地震に遭遇した進藤は、付近の傷病者の手当を始めます。そして、重症患者を河野医院に運ぶことに・・・患者のトリアージを始めたものの、進藤の態度に委員長の河野定雄（平田満）も困惑します。

そして、議員の寺泉隼人（仲村トオル）が妻の香織（渡辺典子）を運びこんできて、議員であることを理由に優先して手当するよう迫ってきます。しかし、進藤はゆずらず、重傷者しか診ようとはしません。

そして、議員である寺泉に、患者の搬送手段を考えるように訴えますが・・・

第3話「ヘリが運んだ夫婦の愛！」
河野医院で不眠不休で治療に当たっていた進藤でしたが、一夜明け、次男の和也（小栗旬）が委員長の妻・敬子（山口美也子）を探して連れ帰ってきました。

クラッシュ症候群の可能性がある敬子。
医薬品がもう尽きてしまうため、進藤は和也とともに敬子を東都中央病院へ運ぶことに・・・

その一足先に、寺泉隼人もまた香織を連れてきていて、彼女もまたクラッシュ症候群の兆候が現れています。

第4話「あなたを探しにいきたい」
地震発生から2日。
進藤は、正式に東都中央病院救命救急センターで手伝うことになります。
ほっと一息ついた楓は、自分の携帯に伝言メッセージが残されていたことに気づきます。それは、恋人の裕樹が、病院に搬送されたという消防庁からのメッセージだったのです。

第5話「初めて分かった父の想い」
胸部大動脈損傷で運ばれた楓の恋人・裕樹は、意識を取り戻しました。
そんな時、今度は河野定雄が倒れて運ばれてきます。

一方で、養護教諭であり寺泉の娘・千尋（福田麻由子）に付き添って病院にいる磯部望（京野ことみ）の父親が、娘のために持ってきていた材料を使って料理を作って配給します。

第6話「愛する人を失うという事」
楓の恋人・裕樹の容態が急変！！
緊急手術が必要なのに、使用する医療器具の修理が間に合わず、必死に治療しても間に合わず・・・

その頃、汚い仕事を嫌がって身勝手なことばかり言うボランティアを和也は殴ってしまいます。また寺泉は、避難所でテレビの取材が入った時、被災者たちからの不平不満を聞きながら、ついて本音をぶちまけてしまい・・・

第7話「朝はまた来る！」
楓は、亡くなった恋人・裕樹の亡骸を親族に引き渡すために岡山へ向かいます。

救命救急センターには、足を骨折したお蕎麦屋さんの小木（山田辰夫）が運ばれてきます。付き添って来た、妻の静子（円城寺あや）は、何も知らない夫に家も店も全壊してしまったことを言えずに胃潰瘍になっていました。

一方で、寺泉の指揮のもと和也がリーダーをしているボランティアのメンバーがケガをしてしまいます。

第8話「神の手はあきらめない！」
首相官邸に戻った寺泉は、震災関連の記者発表を任されるようになっていました。そこに集まっている議員たちは、まるで現場のことをわかろうとはしません。
寺泉は、議員たちと自分の震災に対する温度差が気になるようになってきました。

救命センターでは、身元不明の心停止の女性が運び込まれます。日比谷学（小市慢太郎）と河野純介（川岡大次郎）はすぐに心臓マッサージをやめようとしますが、進藤はあきらめることなく継続し、女性は一命を取り留めました。

日々増えていく死者や疾病者の数・・・
気が緩み、諦めてしまう医師や看護師たちに、進藤は厳しいことを言います。

第9話「あなたが涙をぬぐうとき」
震災から数十日が過ぎました。

事故で運ばれてきた平野斉（山下徹大）は、一命を取り留めましたが、眠るたびにうなされています。そんな彼と接した河野純介（川岡大次郎）もまた、様子がおかしくなり、医療ミスをおかしそうになってしまうほど・・・平野も純介も、助けられなかった人たちへの思いを整理できずに苦しんでいたのです。

官邸では、寺泉が災害時に消防官が人命救助を行わなかったことに対し、記者からの質問が飛び交っていました。それに対して寺泉は・・・

第10話「命の終わりを看取るとき」
親子でバイク事故により運び込まれた城丸克男（綿引勝彦）には、肺に末期がんがありました。彼は、ディスカウント商法で儲けている城丸屋の社長。
克男は、息子の克英（伊崎充則）に、早く商品を仕入れに行くように厳しく言い放ちます。

彼には、ある信念があったのです。

第11話「命と希望が蘇る街へ！」
東都中央病院で集団食中毒が発生してしまい、医師や看護師の2/3が仕事のできない状況に・・・黒木医局長は、寺泉に医師団の要請をしますが、いつまで待っても到着せず、厳しい状況はさらに悪化していきます。

少人数でギリギリの運営をしていた時、命の危機である全身熱傷患者・高槻信（宮川宏介）が運ばれてきます。

救命病棟24時第3シリーズ：感想(ネタバレ注意)

この作品は、震災がテーマですから、よりリアルに色々なことを考えさせられる作品になっています。

被災した時のメンタルの問題から、現実に起こりうる環境や問題。
病気やケガで運ばれて治療されるという医療ドラマのあるある展開の他に、他では観たことがなかったというエピソードも盛り沢山です。

個人的に最もおすすめなのは、第9話の「あなたが涙をぬぐうとき」の回ですね。

消防士のポンプ隊は、消火活動に専念しなければならず、途中で助けを求められても対応ができないわけです。しかし、助けて欲しい人は　必死で助けてもらおうとするから容赦なく引き止められます。

そして、ケガをして運ばれてきた消防士たちは、助けられなかった人たちのことを思ってうなされる日々。

そんな消防士たちの様子を見て、記者会見でうるさく質問されている国会議員の寺泉は、リアルな現場の様子を説明して理解を求めます。ここがすっごく良かった！もう何度も観てしまいます。

この記者会見の様子を放送しているラジオの音量を進藤が大きくしたために、傷ついている消防士たちの耳にも入り、彼らもその言葉に救われます。

それになんと言っても、最初は震災の被害よりも自分をアピールすることばかりを考えていた寺泉が、もうこの回では完璧に一般市民の気持ちを理解していて、自分の立場よりも被災者たちのために奮闘しているんですよ。

傷ついたのは被災者だけじゃないんです。
人を救う側の人間にも、深く心に傷を負った人間がいるんです。

 
この作品では、他にも被災者のために早く体を治して働きたい郵便配達員やボランティアなど、被災者のために働く人や支援する人たちの話も多く入っています。

特にボランティアに関しては、何度も描かれていますね。
汚い仕事は嫌だとわがままばっかりの人を和也がなぐっちゃったり、ルールを守らずに危険な箇所に入ってしまって大怪我をしてしまったとか・・・

最終回は、集団食中毒が起きて病院が大変な状態になりましたが、それもボランティアの管理体制の甘さが原因になっています。

誰にでも関係してくるような身近な問題ですし、今後どこにどんな大地震が起こるのかはわかりません。単純に楽しむためというだけではなく、災害に対する意識を高めるためにも、観ておきたい作品です。

救命病棟24時第3シリーズ情報まとめ

救命病棟24時第3シリーズは、FODプレミアムの見放題対象作品です。
他の第2・4・5シリーズもすべて見放題対象ですから、まとめて観てしまうというのも面白いですよ。

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